こんにちはすふぁんです。
皆さん突然ですが現在でも絶賛稼働中の【PRe:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.】は打っていますでしょうか。
導入から9ヶ月も経っている事や話題となったリゼロレンタル戦争の影響もあり、中古価格も落ちてはいますが、それでも約250万(2022/09/12時点)もするので未だに人気があるのが垣間見えます。
そんな問題作のリゼロですが、皆さん右打ち中の大当りの仕組みがどうなっているのか考えたことはありますでしょうか。
1/99.9で当たるのは理解していても、一撃3000発大当りや左打ちには無い出玉なし当りなど内部的な仕組みなどに関しては良く分からない方もいらっしゃるのではないかと感じています。
そこで今回はパチンコ完全初心者さんでも理解できるように完全に解説していきたいと思います。
※機種概要や基本スペックも分からない方もいると思いますので先にそちらを明記しております。
不要な方は目次の『リゼロの大当りの仕組み』まで飛んでください!
では目次をどうぞ!
P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver. 基本情報
機種紹介
2022年1月11日に大都技研から登場した『Re:ゼロから始める異世界生活』の新スペックです。
初当たりの約55%で一撃3000発(10R×2)獲得+継続率約76.5%のSTに突入します。
そして右打ち中の約80%で1500発(10R)以上獲得できそのうちの約25%で一撃3000発(10R×2)獲得できるという1500発(10R)規制はどこいった?と困惑してしまうくらいのハイリスクハイリターンなスペックです。
よくこれで検定通過したな…w
機種情報・スペック
メーカー | 大都技研(メーカー公式サイト) |
タイプ | 1種2種混合機 |
大当り確率 | 特図1(ヘソ):1/319.6 特図2:1/99.9 |
鬼がかりRUSH突入率 | 55% |
鬼がかりRUSH継続率 | 76.51% |
遊タイム | なし |
平均連チャン数 | 3.5回 |
ラウンド | 2 or 10 or 20R(10×2) 10カウント |
出玉 | 0 or 300 or 1500 or 3000個 (※1) (※2) |
賞球数 | 1 & 5 & 15 |
※2…3000個当りは1500×2(10R×2) 1500個獲得後再びV入賞が条件
大当り振り分け
リゼロの大当りの仕組み
ではここから本題である大当りの仕組みを詳しく解説していきたいと思います。
まずこの台のキーポイントは大きく分けて
・特電作動口
・c時短
の2種類です!
前提知識:一種二種混合機にするメリット、よく起きる勘違い
「一種二種混合機の事くらい知ってるよ!」と思った方も多いとは思いますが、
この台は一種二種混合機以外では実現できないスペックなので一応解説しておきます。
理解している方は次の本題にお進みください。
まず一種二種混合機とは
一種(通称デジパチ):大当りしたらすぐにアタッカーが開いて大当りが開始される仕組みの事。
二種(通称羽根物):演出上は大当りしているように見えるが実際は小当り(1R分)でその小当り中にのみ開放される特定領域(V入賞)に入賞することで初めて大当りに進化する仕組みの事。
が複合している機種の事を指します。
現在市場にはこの汎用性の高さから一種二種混合機が溢れてまくっているので名前くらいは聞いた事がいる人も多いと思います。
ですが実際のメリットを知らなかったり、よく勘違いされがちな仕組みでもあるので詳しく解説していきます。
まず先によくある勘違いからですが、一種二種混合機は確変ではありません。
よくシンフォギアやユニコーンなどの一種二種混合機で「確変入った!」という人が未だに多いですが、これ実際には盛大に間違っているので今すぐ辞めたほうがいいです。
一種二種混合機は規則上確率を変えることは出来ませんので、確率は常に固定です。
つまり極端な話大工の源さん超韋駄天の通常時中に無理やり電チューに玉を入れたら1/2で当ります。
※実際はゴトになるのでホールでは絶対しないで下さい。ゴトは犯罪です。
そして確変の正式名称は「確率変動」。
名前の通り確率が変動するという意味です。
つまり確率が固定されている一種二種混合機は確変ではなく、時短という言葉を使う方が正しいです。
そしてここからがメリットの話なのですが、
確率が固定されている事で3つメリットが生まれます。
1つ目は大当り確率を自由に変更出来る点です。
実は確変にはある規則があります。
それは確率変動は低確率状態の最大10倍までしか設定できない点です。
つまり1/319の場合、最大でも1/31.9までしか確率を上げることが出来ません。
ですが一種二種混合機には大工の源さん超韋駄天のような1/2で抽選している台がありますよね。
それは小当りには確率分母の上限が無い為です。
つまり大当り確率を上げたい場合は一種二種混合機でないと実現できません。
ですが今回のリゼロは1/99.9ですのでこの件の恩恵はあまりないです。
2つ目は遊タイムまでのゲーム数カウントの事です。
遊タイム(別名b時短)とは低確率時の大当り分母の1.5~3倍の間に大当りしなかった場合、大当りを経由せずに低確率分母の3.8倍まで時短を付与する事が出来る時短の事です。
そして遊タイムまでのゲーム数は低確率限定で確変時のゲーム数はカウントされません。
ですがここで確率が固定されていた場合…
なんと右打ち中も遊タイムまでのゲーム数に加算されるようになります。
つまり遊タイムを狙うなら一種機よりも一種二種混合機の方が遊タイムまでのゲーム数が短くなるのです。
ですのでユーザー目線でも一種二種混合機の方がメリットがあります。
しかし今回のリゼロには遊タイムは無いので、これも関係ありません。
リゼロ鬼がかりに大きく関係しているのが
1つ目のキーポイントである
3つ目のc時短の存在です。
c時短とは低確率時限定で大当り抽選とは別フラグで抽選する事が可能で、当選すると大当りを経由せずに時短状態に移行する事が出来る時短の事です。
そして今回の鬼がかりRUSHはc時短を利用することで実現しているので、もし一種機だと確率変動の影響でc時短が使えないので実現できません。
これが今回の一種二種混合機でないと実現出来ないトリックです。
c時短については後に詳しく解説しています。
①特別図柄始動口について
では、ここからが本題なのですが最初にパチンコの大当り、小当り、ハズレ等の抽選結果を表すことを
専門用語で「特別図柄」と言って、略して「特図」と呼ばれています。
そして特図を実際に抽選するための穴を特別図柄始動口と呼びます。
現在の規則では特別図柄始動口は最大3個まで取り付ける事が可能です。
これが後々重要になるキーポイントなので気休めに覚えておいてください。
ただここで注意してほしいのが
液晶に表示されている数字図柄と
特別図柄は全くの別物なので
気をつけてください!
そして今回のリゼロ鬼がかりverでは
通常時での抽選(ヘソ)は特図1始動口、右打ち(鬼がかりRUSH)中の抽選は特図2始動口と呼びます。
※今回の解説では特図1と特図2と呼んでいます。
ヘソ大当りと右打ち大当りで大当りラウンドの振り分けが違うのは
抽選している特図が違うから実現できています。
そして特別図柄始動口にはもう1つあります。
それがキーポイントの2つ目である特電作動口という存在です。
特電作動口は機種によってそれぞれ性能が異なりますが
リゼロ鬼がかりverでは図柄の当選なしで入賞すると必ず小当りが成立し、無事特定領域(V入賞)を通過すると必ず1500発獲得できる始動口の事です。
これだと分かりづらかった方の為に簡単に説明しますと
「特電作動口に玉を入れたら後は打ちっぱなしにしておけば追加で1500発獲得できるよ~」
という事です。
これが3000発大当たりの鍵となっているので、今は知識として覚えておいてくださいね。
※余談ですが皆さん大好きアタッカーの正式名称は特別電動役物と言います。
②普通図柄(通称:スルー)について
次に普通図柄について解説していきます。
皆さんこの台で下記のような疑問を抱いた事はありませんか?
なぜほとんどの台は特図2に電サポが付いているのに、なんでこの台は電サポがついていないの?
しかし実際は付いていないのでは無く、付けられなかったのです。
普通図柄というのは電サポ(今回は特電作動口)を開放させる為に抽選を行う図柄の事で
電サポが付いている機械には必ず搭載されています。
そして今回のリゼロの場合、普通図柄作動ゲートという普通図柄を抽選する装置(いわゆるスルー)が上部に付いていて必ず1/1で当選するようになっています。
しかし普通図柄は規則により最大1個しか付ける事ができません。
ですがリゼロの場合特電作動口に普通図柄を利用している為、鬼がかりRUSH中に抽選する特図2には普通図柄を付ける事が出来なかったのです。
余談ですがこのままだと通常時に特図2を抽選する事が出来てしまい、玉を減らさずに攻略が出来てしまうので、攻略対策として特図2の変動時間が1変動に10分近くかかるようになっています。
解説:リゼロ21万発事件の原因
最近某ワン○ーランドで起きたリゼロ21万発の原因ですが、それは一個前に解説した特電作動口と普通図柄が原因でした。
本来時短状態Aに移行しないと開放されない特電作動口が電チューとスルーの配線を間違えたことによりスルーに玉が通ったら状態問わず特電作動口が開いてしまったのです。
これが無限に1500発を獲得し続けたリゼロ21万発の原因です。
では実際にリゼロでこれらがどのように使われているのか画像で見て行きたいと思います。
それが以下の通りです。
③時短状態
この台には時短が2つ搭載されています。
その2つとは
・時短状態A(=c時短A)
・時短状態B(時短144回の鬼がかりRUSH=c時短B)
です。
時短状態Bは皆大好き鬼がかりRUSHの事ですのですぐ理解できると思います。
が、問題なのは時短状態Aです。
時短状態Aとは特電作動口を開く為専用の時短の事です。
言い忘れていましたが、先程まで解説していた特電作動口はこの時短状態Aの時限定で開放されるようになっています。
つまり簡単に言うと「この状態に入ったら1500発ゲット出来るよ!!」と言う事です。
これで必要な事は全て解説できたので、次からスペックの解説に移りたいと思います。
③スペックの解説
では改めてスペックを見直して行きましょう。
ヘソ(特図1)の抽選
55%の割合である3000発当りではどのような事が起きているのか解説していきたいと思います。
ざっとフローをまとめてみましたので順に見ていきましょう!!
特図1が1/319.6で当たる
↓
運良く55%の3000発当りに振り分けられる
↓
最初に1500発を獲得する
↓
大当り後に時短状態Aに移行する
↓
時短状態Aは普通電動作動ゲートがロング開放するのでそこに玉を入れる
↓
この機種は普通図柄が必ず当るので普通図柄当選後は必ず特電作動口が開放し特定作動口を通過後特定領域(V入賞)を通過して1500発の獲得条件を満たす
↓
3000発獲得完了
↓
時短状態B(鬼がかりRUSH)に移行する
といった感じです。
前述した通り特電作動口を通過して大当りを消化した後は必ず時短状態B(ST144回転)に移行するのでここから特図2の抽選に移行します。
特図2の抽選
では今回のメインである特図2での抽選の解説を行いたいと思います。
この時短状態Bで抽選されているのは
・1/319.6の特図1大当り
・1/145で抽選されるc時短
の2種類です。
まず1/319.6で抽選されている大当りですが、振り分けはこのようになっています。
20R(10R×2):80%
2R:20%
確率で表すと
20Rは1/399.5
2Rは1/1598
となります。
ここで3000発大当りのフローを順に見ていきましょう!
※20%の2R大当りは2回アタッカーが開いているだけですので解説は省きます。
特図2で1/399.5に当選する
↓
特図当りはV入賞を経由せずにアタッカーが開くので1500発を獲得する(演出上はV入賞の演出が起きているが実際は必要なし)
↓
大当り後に時短状態Aに移行する
↓
時短状態Aは普通電動作動ゲートがロング開放するのでそこに玉を入れる
↓
この機種は普通図柄が必ず当るので普通図柄当選後は必ず特電作動口が開放し特定作動口を通過後特定領域(V入賞)を通過して1500発の獲得条件を満たす
↓
3000発獲得完了
↓
時短状態B(鬼がかりRUSH)に移行する
次にこの台の象徴でもある1/145で抽選されているc時短大当りですが、こちらも振り分けは2種類あります。
それが下記の2種類です。
・c時短A(時短状態A)
↑1500発当り
・c時短B(時短状態B)
↑出玉なし大当り(ST144回)
確率で表すと
c時短Aが約1/182
c時短Bが約1/712
となります。
c時短Bは本来のc時短である大当りを経由せずに再び時短状態Bに移行するだけなので、すぐ理解していただけると思います。
そして肝心のc時短Aなのですが、実はc時短Aに当選した時点ではまだ大当りではありません。
それもそのはずでc時短は時短が付与されるだけで大当りの権利が得られる訳ではないからです。
ですが先程c時短Aと時短状態Aは同じだと解説したのを覚えていますでしょうか。
つまりこのc時短Aでの時短というのは特電作動口を開く為の時短という事になります。
そして特電作動口に玉が入賞すると必ず1500発を獲得する権利が得られるので、実質的には1500発大当りとなります。
そして特図2の確率を全て合算すると
1/399.5+1/1598+1/182+1/712=1/99.9
となります!
これで皆さんも完全なリゼロマスターになりました!
結論
これを考えた大都技研が天才すぎた。
あとがき
最後まで観てくださりありがとうございます!
管理人のすふぁんです。
今回は鬼がかったスペックである
リゼロ鬼がかりverが内部で何が起きてるのか
可能な限り分かりやすく解説していきました!
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